労務管理・トラブル対応のご相談

経営者・人事労務ご担当の方の具体的な労務管理のご相談(就業規則の改訂、採用時のお悩み、契約内容の変更、トラブル対応など)については、お気軽に下記までご連絡ください。初回ご相談メールは無料で対応いたします。お急ぎの方も、メールによるご連絡をお勧めいたします。

下記の所定に、返信を希望されるメールアドレスをご記入の上、送信ボタンを押してください。すぐにご案内メールが届きます。このメールにご相談内容をお書きの上、そのままご返信ください。遅くとも一両日中には返信致します。併せて、相談顧問契約についてのご案内もお送りいたします。

    ご案内メールは届いていますか?

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    ご相談対応で最も重要と考えていること

    オフィスハラダの相談顧問にご関心をお寄せいただき、誠にありがとうございます。オフィスハラダの相談顧問では、御社の人事労務に関する様々な疑問ご質問にお答えすること、直面する課題への対応について、御社としての解決の方向性を踏まえた上での対応方法の選択肢を具体的にご提示申し上げ、主体的な意思決定判断を支援させていただくことに徹してきました。

    特にトラブル対応については、ユニークな提案を申し上げているのではないかと自負しております。社労士がトラブル対応で支援するべきステージは、社内的に平穏な解決を図ることにあると考えます。法的判断を根拠としつつも、訴訟を前提に使用者側の正当性をこれでもかと主張するという姿勢一辺倒では、社内的な解決は困難ではないかという観点からすれば、社内的な解決は、法的判断によって相手を打ち負かすことではなく、当事者間の納得と合意によることで、労使双方にとって痛みの少ないものにすることが最も重要なのではないか、と考えます。

    従業員は、何をどう思い、どう考えるのか

    従業員という人材を、いかに適切な職場環境で、効率的効果的に人材能力を発揮してもらうためには、適宜適切な人事労務管理が欠かせないと思いますが、そうした人事労務に関する課題についての判断のベースには、「従業員は、何をどう思い、どう考えるのか」という意識がなければならない、と痛感しています。

    上司が部下に対して、何らかの業務を指示するとき、あるいは何らかの考え方を提示するとき、特に問題になるのは、注意指導、叱責、という場面かと思いますが、例えば、その上司は、その注意指導や叱責をするにあたって、その方法を考えるようなことがあるとすれば、それは、「どうすれば注意指導の内容をしっかり理解させることができるか」と考え、そして、「どう説明すればより説得力のある指導になるか」と考えるのではないでしょうか。

    こうした場合に、私がご提示申し上げることは、まず、Aという説明をすると、その説明を聞いた従業員は、それはBではないかと考える可能性があること、逆にBという説明をすると、おそらくAと解釈する可能性があるのではないか、だから、もしその従業員にAという考え方をさせる必要があるのであれば、むしろBと説明をした方が効果的ではないか、と言ったようなものになります。

    つまり、問題解決行動は、問題の相手方当事者に、ある落としどころにスムースに着地させるためには、どのような働きかけをすれば、その相手方当事者は、目的の着地点に進もうとするのか、を考える、ということです。ここにあるのは、その相手が何を考え、どう思うのか、だからどのような働きかけすればいいのか、を考えることであって、使用者としてその相手に何を言いたいか、何をしたいのか、ではない、といことです。

    相手にどう考えさせ、どのように行動させるか

    いささか抽象的な内容になってしまいましたが、実際のトラブル対応でのご提案は、もちろんもっと複雑です。ですが、このような視点は、労務管理についてのあらゆる意思決定をする際に欠かせないものではないでしょうか。何を言いたいのか、ではなく、相手にどう思わせ、どのような判断をさせたいか、その結果どのような行動をとらせたいのか、という視点から対応方法を考えれば、無用の軋轢を生むことはほとんどないのではないでしょうか。その実効性を上げるためには、相手が何を考え、どう感じているのか、をどれだけ相手の立場に立って考えられるか、がとても大切になってきます。

    たったこれだけのことができるかどうかで、その後の展開は大きく変わってくるのではないでしょうか。もちろん大切なことはこれだけではありませんが、その中でも特に重要で、しかもついつい忘れてしまいがちになるものではないかと思います。

    「トラブル対応に効かせるスパイス」としてアップしているコラムについても、よくご覧いただきますと、これらはすべて上記のような視点からの解決対応の考え方であることが垣間見えるのではないかと思います。

    言いたいことは山ほどあることは十分に承知していますが、それをすべて吐き出すことで得られるものは、吐き出したことに対する満足感であって、それと引き換えに相手方当事者が問題解決のゴールから、全く正反対の方向に向かうかもしれないという、大きな代償のリスクを覚悟する必要があります。

    ここは理性的に、言いたいことをぐっと抑えることで、相手が進んでゴールへ着地することができれば、ベストではないでしょうか。

    そんな第三者的な視点からの、問題解決アドバイスを差し上げることができるかと思います。